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farbrausch V2 synthesizer (ver1.5)

制作元:
プラグイン内容: 軽量マルチパート・シンセ + スピーチ・シンセ
対応OS: Win
カテゴリー: VSTi:GM Module
総合評価: 0.00
コメント数: 0
投稿日: 2008/08/03(Sun) 17:26:31

ドイツの有名な メガデモ・チーム「frarbrausch」 が作品で使用している
メガデモ用軽量シンセ「V2」 の最新版ver1.5 (3/25 VerUP)。

出音はなかなかウォームで、サイズの割に安定したクオリティが感じられる音。
軽いマルチパート音源を探している人、Synth1の音作りに無限の可能性を感じる人
にとってなかなか良いシンセかも。

[MIDIサンプル] ● KVR常連MaliceX氏の音源 (3/28KVRフォーラム投稿)
http://www.kvraudio.com/forum/viewtopic.php?t=211107&start=58
[mp3]http://djtbmx.soulbreakers.com/junkpile/unreachablesky_wip_farbrausch.mp3
[midi]http://djtbmx.soulbreakers.com/junkpile/unreachablesky-wip_farbrausch.zip

[機能]
- アナログシンセ/16パート(マルチパート)
 * 3OSC/2VCF/Dist+Filter/2EG/3LFO
 * 任意のモジュレーションが可能 (EG/LFO/MIDI→任意パラメータ)
 * パッチ・エフェクト (Dist+Filter/Chorus+Flanger/Comp)
- 全体エフェクト (Reverb/Delay/Filter/Comp)
- スピーチ・シンセ機能 (英文→発音記号変換/編集可) ↓ネギ娘のライバル?(・)(・)
  <&#9728;> candytron http://www.youtube.com/watch?v=svGk_pF67gc
  [使い方] 16chでキャリア音色を選択し、speechで喋らせたい英文を入力

[ポイント]
1. 全般
 - プラグイン版の目的は、メガデモ用演奏データ作成(libV2、.werkkzeug)にある。
 - 通常のマルチ音源のように使うと、音色の作成/変更手順等に多少癖がある。
 - 現在得られるドキュメントは 添付のREADME.TXTと、libv2のC++ソースのみ。
 - HPに「ドキュメントが不足しているので、判る人以外ダウンロードしないで下さい」
   と書かれているように、C++ソースと格闘しないと使いこなしが難しいかも。
2. 音色の切替
 - 通常版(マルチパート)は「MIDIプログラムチェンジの送信」でのみ切替わる
   ことになっている (ただし現バージョンの動作に不具合がある. 関連トピ参照)。
 - 同梱のsingle版(シングルパート)なら、プラグインのパッチ切替にも反応する。
3. スピーチシンセの使い方
 - スピーチシンセはボコーダ的に動作する音源で、16chにある (常にon)
 - キャリア音源には16chのシンセ音色を使う。
 - 「Speech」画面左上に英文を入力すると、右上に発音表記が得られる。
 - 演奏と歌詞の同期には、特殊記号('!':note on待ち、 '_':note off待ち)を使う。
 - 歌詞は1行最大64文字、合計64行(Text#00~#63)まで書ける。
 - 2種のMIDI CC#が、スピーチシンセのある16chに割当済。
   MIDI CC#4 : 歌詞の行切替(Text#00~63)
   MIDI CC#4 : 発音速度調整(64:fast~127:slow)
   MIDI CC#5 : gender factor (0:male~128:female) 
4. 現時点での不明点 (KVRフォーラムでチェック済)
  (1) マルチパート版プラグインの音色変更方法 (Sonar4.x等に固有の問題)
  (2) ピッチベンドへの対応方法 (Modulations周り?)
___________________________________
[開発者] kb(frarbrauschシンセコーディング担当) http://kebby.org/
[farbrausch] 世界トップ・レベルのメガデモ・チーム  http://www.farbrausch.com/
  <&#9728;> http://jp.youtube.com/results?search_query=farbrausch
[関連記事] GIGAZINE: わずか177KBなのにすごいメガデモ「fr-041: debris」
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070423_fr041_debris/
___________________________________
[メガデモとは]
*黎明期:http://megademo.nobody.jp/c64_history.htm
  80年代前半ソフトのコピープロテクト全盛期、コモドール64上でプロテクトを解除
  した人が、署名代わりにアプリ起動時に表示した「イントロ」が起源。
  極めて限られたサイズで高度な表示技を競うようになり、「デモシーン」に発展した。
*発展期:http://megademo.nobody.jp/amiga_demo.htm
      http://megademo.nobody.jp/howtodosdemo.htm
      http://megademo.nobody.jp/dosbox_demo.htm
      http://megademo.nobody.jp/2ndreal.htm
  80年代後半?90年代前半、PCやCPUの世代交代(C64→Amiga、DOS)に伴い
  処理能力、グラフィック表示、サウンド機能が向上し、高度なグラフィック表現や
  音楽表現を使ったゲームが増えた。 それを見て育ったヨーロッパのゲーマー達が
  見よう見まねで「数分間の3Dグラフィック+音楽」を実行する小さなプログラムを
  作ってテクニックを競い合うようになり、現在のメガデモのフォーマットが完成した。
*現代: http://megademo.nobody.jp/rock_demo.htm
  90年代後半、PC上の3D動画が実用期に入り、成人してゲーム・プログラマ等に
  なったメガデモ世代のプロ達が、次々と高度な動画表現を試みるようになった。
  特に1997年公開された「FinalReality」は、PC用3Dベンチマークとして有名。
      http://24hour.system.to/jitb/finalreality.htm

現代のデモシーンは、ゲーム・プログラマのプロモーションの場と化している感があり、
確かに作品は素晴らしいのだけれど、個人的には制限条件等ナンセンスに感じます。
(例えばファイルサイズ<<1MBだけど実行時メモリ数100MB、高速3Dカード必須等)
___________________________________
※ 以前スピーチ・シンセ部を中心に試し、結局お蔵入りにしたものの
  2008/3/25に突然2年ぶりのverUp(1.0→1.5)があったため急遽紹介。
  「fr-030 candytron」は一見の価値があるかもしれない。
[情報源] http://www.kvraudio.com/news/8941.html
[関連トピ]http://www.kvraudio.com/forum/printview.php?t=211107

 ■MultiSoundModule ■Analogue ■Subtractive ■Formant ■玄人向け


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