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no. 334 アクセス数:3664

Shapee

制作元: Jez Wells
プラグイン内容: DigiTech Talker風楽音融合
対応OS: Win (要: "Intel Signal Processing Library")
カテゴリー: VST:Vocoder
総合評価: 0.00
コメント数: 1
投稿日: 2008/08/03(Sun) 17:26:31

「ボーカルや楽器の響きを貼り合わせる」 DigiTech Talker風プラグイン
[DigiTech Talker] http://www.digitechjapan.jp/products/talker/

さっそくサンプルを聴いてみましょう。
- 声:    http://www.jezwells.org/plugin_files/Resonet.mp3
- オーケストラ: http://www.jezwells.org/plugin_files/Oaks.mp3
- 声×オーケストラ: http://www.jezwells.org/plugin_files/Combined.mp3

いかがでしょうか?
まるでよくできたモーフィング映像のように、声とオーケストラが
自然にリアルに溶け合っているのが判ると思います。
- 倍音が不自然でロボ声に聴こえる「ボコーダ」
- オートワウのように音がこもる「トーキング・モジュレータ」
とは明らかに効果が違います。

このプラグインはChristopher Penrose氏の「周波数シェイピング」アルゴリズム(*1)を Jez Wells氏がVST化したものです。
 [ダウンロード] http://www.jezwells.org/plugin_files/shapee.dll
 [マニュアル]  http://www.jezwells.org/plugin_files/ShapeeUserGuide.pdf
動作にはIntel Signal Processing Libraryが必要となります。
 [ランタイム]  http://www.jezwells.org/plugin_files/Intel_files.zip

なおプラグインの入出力は 入力:モノラル×2ch(声と楽器)→出力:モノラル1ch
なので、信号ルーティングに工夫が必要かもしれません(例:BUS送りしてInsert等)
ステレオ入出力に対応したバージョンは、現在Matlab版として提供されています。
 [Matlab版] http://www.jezwells.org/Matlab/Shapee.m
- 声:       http://www.jezwells.org/Matlab/choir_in_D.mp3
- ストリングス:   http://www.jezwells.org/Matlab/Bach_edit.mp3
- 声×ストリングス: http://www.jezwells.org/Matlab/shapee_example.mp3
 (↑この合成サンプル、単なるサンプリング・コーラスの演奏に聴こえちゃいますが
   単音サンプルが譜面情報なしでハーモニーに変換されているのが特徴です)
___________________________________
*1: 周波数シェイピング (Frequency Shaping)
マニュアルによると短時間フーリエ変換(STFT)を使って信号のスペクトル・コンテンツ(各バンドの強度と位相)をピッチ成分と振幅成分に分解し、逆フーリエ変換(IFFT)で異なる信号のピッチ成分と振幅成分を組み合わせ再合成するアルゴリズムだそうです。

[1] “Frequency Shaping of Audio Signals” - C. Penrose、 2001 Proceedings of The International Computer Music Conference
[2] “Extending Musical Mixing: Adaptive Composite Signal Processing” - C. Penrose、1999 Proceedings of The International Computer Music Conference

 ■Spectral_Processor ■Vocoder


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Shapeeのコメント
No.404 投稿日:2011/05/06(Fri) 01:38:15
評価:評価なし
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