3/10リリース: テカテカツヤツヤな画面(©DTMM) でおなじみNovaFlashの
モーフィング機能付ボコーダ Vocomorph (ベータ版)。
エフェクタ・プラグインとして動作し、「声」と「MIDI演奏情報」を入力すると、
内蔵音源をボコーダ処理した音が出る。 またモーフィング機能で音の変化が得られる。
まだベータ版であちこち荒削りな印象があるものの、面白そうなので紹介。
ボコーダ・パラメータ: かなり独特で、下記4パラメータがある。
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- Noise 擦音(サシスセソ)の明瞭化→というか露骨なノイズ発生器
- Density
- Blur (音程がシフト?するような効果)
- Steps S/Hっぽいランダム・ピッチ付加
「モーフィング機能」その1
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画面右上の10バンドのフィルタ・バンクとMORPHツマミ。
各バンドには3色の■型ツマミがあり、それぞれ
■赤: 各バンドの中心周波数ツマミ
通常:100~6400Hzにオクターブ間隔で配置
変更:声(モジュレータ)と音源(キャリア)の周波数バンドの対応変更
■オレンジ: 各バンドのモジュレータ・レベル・ツマミ
声の効き具合を調整するGraphicEQみたいなもの
■黄: 最終的なフィルタ・レベル表示 (表示のみ、操作不可)
といった機能が割り当てられている。ここで、
(1)MORPH最大で、音声入力で「■黄」が動く事を確認
(2)MORPH最大で、音声入力してボコーダ出力音を聞きながら、
「■オレンジ」を GraphicEQツマミのように操作して音質を調整
(3)調整のあとMORPHを 最大→最小に動かすと、
ボコーダ゛の出力音は (2)→ボコーダ効果なし に連続的に変化する。
これがVocoMorphのモーフィング機能その1。
「モーフィング機能」その2
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画面左下の パッチ切替ツマミ(白●) を左右に動かすと
複数のパッチがなめらかに切り替わり「パッチ・モーフィング」効果が得られる。
パッチの並べ方を工夫すれば「パラメータ・モーフィング」的効果を得る事もできる。
(参考: Oli Rarkinのパラメータ・モーフィング・プラグイン"pMix")
[情報源]
http://rekkerd.org/novaflash-releases-vocomorph-beta/ ■Vocoder